ヒノキと聞いて想像するイメージはなんですか?
「癒し」?それとも「花粉」?
3月から5月にかけてのこの時期は、多くの方がスギ花粉やヒノキ花粉に悩まされます。
ヒノキノヒを初めてお使いになるお客様のなかにも花粉症の症状にお悩みの方は多く、お話を伺うと「ヒノキの香りに癒されたいけど、花粉が怖い…。」という声を聞くことがあります。
今回は、そんな方にも知っていただきたい「ヒノキ花粉」と「アロマ」としてのヒノキの魅力。
そして、花粉とアロマの意外なギャップ4つをご紹介します。
1.ヒノキのアロマ(精油)とは?
・抽出部位と方法:ヒノキ精油は主に木部や枝葉から抽出されます。ヒノキノヒでは、幹の中心に近い色づいた「心材」と呼ばれる部位を使用しています。
・香りの特徴:ウッディで清涼感のある、森林浴のようなリラックスをもたらす香りです。
・効果:リラックス効果や抗菌・消臭作用があります。
2.ヒノキ花粉とは?
・発生源:ヒノキ花粉は花の雄花から発生し、風に乗って飛散します。
・飛散期間:スギ花粉よりも短く、3月中旬唐5月中旬までですが、特に4月に集中的に飛散します。
・影響範囲:風の状態によっては数kmから数十kmも遠くに飛んでいくため、ヒノキの木がほとんどない都会にも大量に飛来し、アレルギー症状を引き起こす原因となります。
3.アロマと花粉の「違い」と「関係」
では花粉とアロマの違いはあるのか。その答えは、「ある」。
・使用部位の違い:花粉と精油は使用する部位が異なります。花粉は花の雄花から、精油は木部や枝葉から抽出されるため、ヒノキ花粉症の方がヒノキ精油によってアレルギー反応を起こすのはごく稀です。
・ヒノキ精油の効果:循環促進を得意とするヒノキの香り(精油)は、呼吸器系などのアレルギーにも作用してくれる可能性があります。そのため、花粉症シーズンのリラックスや呼吸ケアに役立つことが期待されます。
4.ヒノキアロマの正しい使い方と注意点
・使用方法:ディフューザーやアロマバスとしての利用がおすすめです。
・品質と保管:精油の品質と保管方法には注意が必要です。直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保管しましょう。
・パッチテストの推奨:アレルギー体質の人が初めて使用する場合は、パッチテストを行うことをおすすめします。キャリアオイルで希釈した精油を肘の内側などにつけ、24時間放置し異常がないか確認してください。
まとめ
ヒノキの性質を知り、敵を味方に。花粉症の辛い時期こそ、植物の香りや効能を活かし、心身のケアをしてみてはいかがでしょうか?