古くから日本人と縁の深い、ヒノキの【木言葉】を知っていますか?
ヒノキは、清らかさと品格を象徴し、古くから日本の自社仏閣の建築や儀式に用いられてきました。
今回はそんなヒノキの木言葉や、その特徴について改めて触れていきます。
ヒノキの木言葉
樹木には、意外と知られていない「木言葉」があるのをご存知ですか?
実は、樹木も花や果実と同じように、それぞれ姿や歴史から生まれた特別な意味が込められています。
ヒノキの木言葉は
・「不変」「清らかさ」「勇気」
【不変】・・・ ヒノキは耐久性に優れ、長い年月を経ても変わらない性質を持つためです。
【清らか】・・・ヒノキの清々しい香りや、木目の美しさからくるのもです。
【勇気】・・・ヒノキのまっすぐにのびる姿から、この木言葉が生まれています。
どの言葉も、森の中で凛と佇むヒノキの姿が思い浮かぶ言葉ですね。
また余談ですが、誕生木としてのヒノキの意味は、「清廉」「安らぎ」「永遠の繁栄」などが込められています。
木材としてのヒノキの特徴
ヒノキの木材は、その優れた特性から日本でも古くから重宝されています。
1.耐久性
ヒノキの木材は耐久性が非常に高く、腐食や虫害につよいことで知られています。
これは、ヒノキに含まれる「ヒノキチオール」などの成分が防腐・防虫効果を持つため。
この特性から、ヒノキは古くから建築材として使用され、神社仏閣や城郭の権利国多様されてきました。
2.美しい木目
ヒノキの木材は、均一で美しい木目を持っています。その木目は細かくて滑らかで、光沢感があるため、家具や内装材として使うと高級感を演出します。また、年輪がはっきりと見えるため、木材として自然の美しさを楽しむことができます。
3.香り
ヒノキの木材は、特有の爽やかで心地よい香りを持っています。この香りは、リラックス効果やストレスの軽減効果があるとされています。またヒノキの香りは、防虫効果もあるため、衣類の箱や寝具に使用されることもあります。
4.耐水性
ヒノキの木材は耐水性に優れています。
この特性から、風呂桶や浴室の壁材として利用されることが多いです。ヒノキを使用した浴槽は、ヒノキの香りとともにリラックス効果を高めるため、贅沢な入浴体験を提供します。
5.色合い
ヒノキの木材は、美しい淡いピンク色から黄色味を帯びた色合いを持ちます。この自然で落ち着いた色合いは、空間を明るくし、心地よい雰囲気を作り出します。経年変化により色が少しずつ濃くなり、深みが増していくのも特徴です。
四月は新年度や新生活のはじまりの月であり、生命の息吹を感じる春の季節でもあります。
新しいスタートをきる友人や家族へのお祝いやエールとして、ぜひヒノキの木を贈ってみてはいかがでしょうか?