冬空の下を歩いていると、ふと道端や空、樹々の間や水面の中に、光がこぼれているのが目に留まります。
劇的でも珍しくもないそんな日常の光景に、この時期はなぜかじんわりと感動します。
今年も残すところ一週間を切りました。
なんだか、疲れてやる気が出ない。なんとなくエネルギー不足のような気がする。12月をがんばってきたからこそ、そんな心の重さを感じる方もいると思います。
思考がうまく働かないのは心がパンクしているサイン。そんなときは「これはこれでいい」とそんな手放しも大切です。
すべてを手放すのが難しいときは、一旦すべてに「まぁ、いっか」と自分の心ごと隅に置いて、散歩や読書など、自身がリラックスできる好きなことに触れてみましょう。眺めるだけで楽しい写真つきの紀行本や、異国の著書もおすすめです。
リフレッシュすることで心は息継ぎをすることを思い出し
思考へのエネルギーもふたたび巡りはじめます。
無茶とは、お茶を飲む時間もないことをいいます。心が無茶したしたら、一杯のお茶を淹れるように心をほっとさせてあげましょう。
冬は寒さの中にある暖かさの大切さを教えてくれる時期でもあります。
心身を温めることを忘れずに、ふいに訪れた「うつくしい」「なんかいいかも」と感じる心の純粋なエネルギーを、感謝して受け取っていきましょう。
冬はゆっくり、うっとりと。