七十二候を設えるーVol.3 なつかれくさしょうず

2023.12.26
七十二候を設えるーVol.3 なつかれくさしょうず

冬至の日を境に、七十二候は新しい暦へと移りました。

「乃東生(なつかれくさ しょうず)」です。


冬至の夜は、ゆっくりと柚子湯を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。


冬至は1年でいちばん昼が短く、夜が長いとき。

これから少しずつ日が伸び、やがて春の訪れが近づいてきます。

とはいえ、寒さはここから極まります。


この時期、植物はそろって枯れてゆきますが

そんな中でも芽を出し始める植物があります。

それが、「乃東(なつかれくさ)」です。


夏の盛りにはすっかり黒ずみ、枯れゆくことから

この名前がつけられました。


もしかすると、寒さに耐えながら生きる花が

道端に咲いてあるかもしれません。


お出かけの際、散歩しながら冬の花を探し見つめる…

そんなひとときを過ごしてみるのも、今の季節ならではの楽しみです。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【七十二候とは?】


1年を72に分けて、気候や動植物の変化を知らせる暦のこと。

四季を重んじる日本で、大切に受け継がれてきました。

約5日ごとに、こまやかな季節の移ろいを感じる、

素敵な風習です。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

--END--
ブログに戻る

COLUMN

一覧へ戻る