七十二候を設えるーVol.2 さけのうおむらがる

2023.12.20
七十二候を設えるーVol.2 さけのうおむらがる

1年を72に分けて、気候や動植物の変化を知らせる『七十二候』。

四季を重んじる日本で、大切に受け継がれてきた暦です。

12月17日から21日頃は『鱖魚群(さけの うお むらがる)』の季節と言われます。

 

川で生まれた鮭は、海で大きく育ったのち

ちょうど今の季節に、産卵のために故郷の川へと帰っていきます。

古来の人々は、この「鮭の遡上」を神秘的なものとしてとらえてきました。


しかし、日本への回帰率は年々下がってきており、鮭は全国的に不漁が続いています。

日本の鮭の漁獲量はここ20年で、4分の1以下まで減少しました。

 

その原因と考えられているのが、気候変動や温暖化の影響です。

鮭は低い水温を好むため、水温があがると幼魚が十分に育たなくなったり、海流が弱まることで、豊富な養分が鮭のいる海域へ流れなくなったりする、などの原因が考えられています。


ヒノキノヒでは、環境問題に配慮し

これまで焼却されていた端材や間伐材を活用しています。

動植物が生き生きと暮らせる環境を守るために、何ができるだろう…

この季節は、そんなことを考えて過ごす夜があってもいいかもしれません。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

【七十二候とは?】

 

1年を72に分けて、気候や動植物の変化を知らせる暦のこと。

四季を重んじる日本で、大切に受け継がれてきました。

約5日ごとに、こまやかな季節の移ろいを感じる、素敵な風習です。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

--END--
ブログに戻る

COLUMN

一覧へ戻る