春の兆し最前線

2025.1.30
春の兆し最前線

【蝋梅(ろうばい)】

冬の寒さの中でひっそりと咲く

まるで小さな灯火のような花。

 

花言葉は「慈愛心」「奥ゆかしい」「先導」…

 

その名の通り、蝋のような光沢を持つ黄色い花びらは、見るものの心に温かさをもたらすかのようです。

 

冬の空気に際立つ蝋梅の甘く儚い芳りは、日本人の心情を擽り、私たちに春を予感させます。

 

四季を象徴する花々、特に冬に咲く花は、その美しさとともに、人々に尊敬の念を抱かせてきました。

寒さに耐え、懸命に花開く姿に自分たちの心を重ねたのかもしれません。

 


春の兆しはこれからさらに芽吹きの波を迎えます。

風の柔らかさ、花の普遍の可憐さ、鳥たちの歓びの囀り、刹那に終える尊き営みを知れば、新たな季節への喜びが一層ふくらんでいきます。

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